平成の締め括りとして

白萩小井戸2
15代 坂田泥華  「白萩井戸茶碗」

 

平成最後の締め括りとして、

昭和、平成に活躍した今は亡き萩焼作家の遺作を集めましたので、

展示特別販売を1月2日(火)より致します。

 

故・萩焼作家

 

◎ 12代、13代 坂高麗左衛門

坂 高麗左衛門(さか こうらいざえもん)は、山口県萩市の萩焼窯元、坂窯の当主が代々襲名している、陶芸作家としての名跡。坂窯は、毛利輝元の命により、兄李勺光と共に萩焼を創始した陶工の李敬を初代としており、三和休雪の三輪窯と共に萩藩の御用窯を務め、萩焼の本流を代々受け継いでいた家柄であった。毛利氏が萩に城を移した後、萩城下松本村に開窯し“高麗左衛門”の名を賜る。以来、初代より坂高麗左衛門と名乗り、窯が継承されています。

 

◎ 13代、15代 坂田泥華

坂田 泥華( さかた でいか)は山口県萩市長門市深川にて代々継承されている萩焼の伝統名跡名家陶芸家の名。

坂田家は萩焼の始祖である李勺光(りしゃくこう)の流れをくむ家柄で、深川四家の一つ。戦後の昭和萩陶芸史を語る上で、萩焼を担う中心人物の一人で特に井戸茶碗に研鑽を積み、「泥華井戸」を確立。他には焼成時に釉薬を剥ぎ取る事により御本風の柔らかい斑文を表現した剥離釉等、新技法にも取り組みました。

 

◎ 故・松野龍司 略歴

 1951年  萩市生まれ
 1974年  現在地に開窯
 1978年  日本現代工芸美術展入選
 1979年  日展入選 以後5回
 1979年  現代工芸美術中国会長賞
 1986年  日本現代工芸美術展 現代工芸賞
   田部美術館大賞 茶の湯の造形展入選
 1993年  現代工芸美術家協会会長賞
 2003年 作品収蔵 ルイス・C-ティファニー庭園美術館
 山口日展会理事
 萩陶芸家協会理事
 2005年  没

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